競争心と会社
http://saikyo-shukatsu.com/2009/07/mindset-growth.html
さらに、競争心がモチベーションとなって行動する人は、それ以外の人、たとえば克己心などをモチベーションにする人に比べ、いい結果が残せないという研究結果があります。
たとえば七歳から十一歳の女の子を集めてふたつのグループに分け、それぞれにコラージュを作ってもらいます。一方のグループにはこれは競争であると言い、もう一方のグループには何も告げず自由に作らせました。そしてできあがった作品を、プロの芸術家たちに評価してもらいます。 その結果、競争した子どもたちの作品のほうが単純で、自由な発想に欠け、「条件を与えられなかったグループよりも、驚くほど創造性が低い」ことがわかったというのです。
競争はまた、仕事の質も低下させます。テキサス大学のロバート・ヘルムライク教授は、自然科学の分野で博士号を持つ人百人以上の著作を調べました。その結果、専門分野への興味や自分で決めた目標を重んじる研究者のほうが、競争を重んじる研究者よりも、質の高い仕事が多いということがわかったという。
ヘルムライクによると、航空機のパイロット、予約代行業などそのほか九つの職業でも、同じパターンが見られたとのことです。
気になったので長めに引用
今勤めている会社で、『仕事するからには勝たなければ意味が無い』と良く言っています。
個人的には、『勝つ』って何だよって思うんですよ。
さらに、『1番じゃないとやる価値が無い』『やるからには勝つ』みたいな事言うんですよ。
だから勝つって何だよ。一番って何だよ。
仕事は競争じゃない。
会社の目的は利益を得ることであって、その中でお客様(クライアント)に喜ばれることをして利益を得ることが目標だと思っている。
競争して利益を得ることが目的じゃない。
でも、競争をさせようとする。
特に元営業が主体だった会社。
とにかく競争させようとする。
それは部署間であったり、部署内でもそうだ。
営業ランキングを張り出したりなんかもしてた。(最近見ないけど)
なんで競争させようとするのか。
社内で見れば、それは活気だって見えるのかもしれない。
でも、社外から見ればそうでない場合が多いんじゃなかろうか。
上の引用にもあるけど
その結果、競争した子どもたちの作品のほうが単純で、自由な発想に欠け、「条件を与えられなかったグループよりも、驚くほど創造性が低い」
その『驚くほど創造性が低い』仕事の被害を受けるのはクライアントだ。
被害を受けるのは社内じゃない。社外だ。
これを続けると、嫌われる会社の出来上がり。
さらにさらに
本来あるべき姿は、チームでビジネスをする以上、自己の成長意欲といった利己主義ではなく、企業への貢献といった利他主義をアピールしなければならない
って部分。
ここも今の会社だと矛盾してる。
他人の営業のサポートを主軸にして、利益が低いけどTOP営業マンの雑務を減らすために進んでそういう顧客の対応をしていたりすると、『お前の稼ぎは○○の半分しかない』見たいな事を言う。
いや、チームワークは・・・?
色々あるね。ほんとに。
ってのが1年ぐらい前の話。
最近は少し営業の人たちのデスクと遠くなってわかんないけど。
でも、『仕事するからには勝たなければ意味が無い』ってのは今でも良く聞く