エレガントかどうか

プログラムのソースコードとか実装について

以前の職場で上司の人がたまに言っていた

『このソース、エレガントでしょう』

意味がわからなかった。

そもそも美的感覚なんてものは千差万別であって、何がきれいで汚いか
は人それぞれ。

だったら万人が見てわかりやすく書いたほうが保守性が高いし、いいと思う。

と、いう理念の下に自分たちで作ったフレームワークを利用して仕事している。

使いにくくはないと思うけど、機能的には最低限。

逆にそこにこだわったといえばこだわった。

細かい機能なんかは実装するだけ無駄だと思えたから。

作る人によって書き方とか癖なんて違うし、最低限の機能さえあれば、後はその人の力量次第。

基本理念さえ無視して実装することも許可している。というか何でもできる。



で、仕事の話。

個人的には、ある程度見ればわかるように書くのが望ましいと思っているし、トリッキーな事は避ける傾向にある。
でも、仕事していると、そうやって時間かけて実装するより、とにかく早く機能追加したい、変更したいって場合もある。

最近まで、そういった場合でも見ればわかるように、なるべく簡単なように実装してきた。

でも、最近はもうなんだか

超☆強☆引

にでも実装してしまったり、

超☆ト☆リ☆ッ☆キ☆ー 〜ナニコレ〜

状態で実装してしまうこともある。

10年も20年も開発やってた人だったら、そっちに興味、趣向が傾くのも最近はうなずける。

さらにそうやって強引に実装した機能の方がユーザーに喜ばれたり、お金になったりする。
世の中そんなもん。

どれだけソースの中が洗練されてようが、お金を稼げなきゃ意味が無い。
どれだけソースがぐちゃぐちゃであろうが、お金を稼ぐなら正義。

会社ってそんなもん。

設計がグダグダでソースコードの改変にすっげー面倒な状態のソースであろうと、お金を稼いでいる限りは、そいつは正義なの。
そのソースコードは正義。

この実装はありえねー とか このロジックは無駄 とか 何この糞効率の悪いSQLは とか
そんな事言ってる間にも、その糞なコードたちはお金を生んでいる。

会社的にはそんな事どうでも良くて、お金を生めばいいわけ。

だから、そこにこだわるのは辞めようかなとか思う。

でも、保守メンテするの自分たちだし、その時めんどくせぇとか言いながら修正するのもいやになる。

なんかいい方法ないもんですかね。